善光寺御開帳奉賛会・信濃毎日新聞社 発行：1,100円（税込）

    「善光寺御開帳 公式ガイドブック」が発刊されました。数え年で7年に一度、絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」（鎌倉時代・重要文化財）を本堂に迎える「善光寺御開帳」（正式には「善光寺前立本尊御開帳」）が間もなく開催されます。もともとは2021年春開催の予定でしたが、コロナ禍拡大の影響で今年に延期されました。4月3日に始まり、通常の期間は5月下旬までの2カ月間ですが、今回は密を避ける意味でも、参拝者が分散するように1カ月間延長して6月29日までとする異例の対策を取っております。

    善光寺の御本尊は古来、絶対秘仏とされており、厨子の扉を閉じたまま祀られています。御開帳で姿を見せる前立本尊は、ご本尊の分身として同じ姿で作られた一光三尊（いっこうさんぞん）阿弥陀如来像です。この前立本尊も普段は善光寺御宝庫に安置されており、御開帳の期間だけ本堂の内々陣中央に移されて公開されます。

   本ガイドブックは、御開帳に関する唯一の公式ガイドブックとなっております。御開帳の仏事の内容・日程はもちろん、善光寺の歴史や信仰、境内の説明、表参道の散策ガイドに加え、北信濃全域の周辺情報も網羅しており、春～初夏の北信濃観光にも役立つ観光案内書ともなっております。是非、本ガイドブックを手に、阿弥陀如来との結縁を求めに、善光寺参りのお出かけください。