路上社 発行:800円(税込)
津軽衆がじゃわめぐ8月になりましたが、弘前市のねぷたまつりは今年も中止となり、2年続けて開催されないこととなりました。中止と言っても、弘前市は合同運行を行いませんが、今年は町内を運行することは許可しました。そこで、町内をぐるりと回るプチ運行のために22の団体が今年のねぷたを製作し、ささやかですが町内でねぷたを楽しむこととなりました。
そこで毎年、弘前ねぷた情報誌「弘前ねぷたガイド」を発行している路上社さんでは、今年は参加団体様の協力を得て、ガイド誌を創刊した昭和58年から昭和最後の63年までのねぷた372台の写真と、今年参加の22台を合わせて編集した「弘前ねぷた 昭和編&2021」を発行することになりました。内容は、過去に製作され弘前市の中心地を練り歩いた弘前ねぷたの画像と、どこの町会がどういうねぷたを出したか、鏡絵のテーマ、見送り絵、絵師などの情報を掲載しており、そのまま弘前ねぷたの歴史案内となっております。また、『弘前ねぷたにまつわる話』と題して、ねぷたにかかわってきた方々17名の興味深い話も掲載されており、弘前の “ねぷたバカっ子” の熱が伝わってきます。ご興味のある方は、是非お近くの書店、コンビニなどで「弘前ねぷた 昭和編&2021」をお手に取っていただき、来年こそは盛大にねぷたまつりが開催されることを願ってください。